SHIINBLOG

日韓夫婦のきままな海外暮らし

ベルリン→ミュンヘン 現在は韓国ソウルで生活中。海外生活の日常を綴っています。

ベルリンまち歩き*冷戦の象徴ベルリンの壁を辿る*

ベルリンに来てから安定しないうちにイタリアへ行ったりで全然街を見れていませんでした(^_^;)

なので今日はぶらぶら〜と旧東ベルリンを中心に「ベルリンの壁」を見ることにしました
 
ベルリンの壁は第二次大戦後、アメリカ、イギリス、フランス、ソ連の4ヶ国に統治されたベルリンを東西に隔てる為に建設されたものです。ベルリンは東ドイツの領地にありました。そのベルリン自体も東西に分けられたため西ドイツの領地である西ベルリンは東ドイツに飛び地という形で存在していました。
戦後間もない頃はまだ壁はありませんでしたが、東ドイツの国民が西ベルリンを経由して亡命するという事態が多発したため60年代に突如としてベルリンの壁が現れ、市民の東西往来が禁止されました。
89年の壁崩壊後、ベルリンは東西の格差を無くすべく発展していますが、未だに旧西ベルリンと旧東ベルリンの街並みは違いがハッキリわかるぐらい影響が残っています
 
 
長々と書きましたが、そんなベルリンの壁が街中にはいくつか残っているのです
 
 

Checkpoint Charie チェックポイントチャーリー

ここは1番見にいきやすい壁跡地かもしれません。Friedrichstraße駅をずっと南に行ったところで、Uバーン(地下鉄)でも行くことができます
このチェックポイントチャーリーは壁があったときの東西の検問所です

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今ではベルリンでも有数の観光スポットとなっており、当時管理していた米兵とソ連兵の姿をしたお兄さんが一緒に写真を撮ってくれます(^_^;)
実はここには壁がなく、チェックポイントチャーリーから西へ少し歩いたところに残っています

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ちょっとした資料館みたいになっており、壁の歴史を掲示しています
初めて壁を見たのですが思っていたよりも高くなかったという印象です

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壁を残してあるところは僅かなんですが、壁があったところにはこのようにレンガがひいてあるのです
東西の境界線に行けば必ずあります
 
 

East Side Gallery イーストサイドギャラリー

もうひとつの有名な壁スポットは中心街を少し東へ移動したところにあるOstbahnhof駅のすぐ目の前にあります
ここは壁にアーティストたちが絵を描いて作品として残してあります

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現代アートな感じなのでなかなか難しいですが壁があった時代を皮肉っているようなものが多い気がします
落書きが多いのもまた事実で何だか残念な気分にもなります

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これ有名ですよね(^_^)
私は教科書で見たのかな?
フルシチョフとブレジネフのキス
これもソ連東ドイツ共産主義を風刺したものでしょう
 
 
今回はいわゆるベルリンの負の遺産を見てみました。壮絶な歴史を経験しているせいか他のドイツの都市やイメージするドイツとはベルリンは少し違うかもしれませんね
でもそこがベルリンの面白いところでもあるかなーと思います(๑´ڡ`๑)