私がベルリンで感じた『カルチャーショック』5選
旅をすればその国の文化や習慣を身を持って体験することができます
その違いというのは宗教から来るものや、歴史、国民性など要因は様々
『郷に入れば郷に従え』
とは言いますが
やっぱり住み慣れた日本をとの違いになかなか適応できずカルチャーショックを覚える人も多いと思います
私も実際にベルリンで
「なんでやねん!」
と理不尽さを感じることも多々あります
そこで私がベルリンに住んで感じたカルチャーショックを紹介したいと思います!
電車の乗り方に戸惑う
これはベルリンに来て早々に体験したことだったのでショックも大きかったことを覚えてます!
日本で電車に乗る時、まず目的地までの切符を買わないといけません。値段は現在地から距離によって細かく算出されています。なので目的地によって値段が違います
切符を買ったら改札ゲートに通してホームへ入る。ホームから出る時も改札ゲートに通して出る
一方ベルリンの場合、日本と大きく違うところが2つあります
- 改札がない
- 値段が距離ではなくゾーンによる算出
まず一つ目ですが、
ベルリンにはどこの駅も改札がありません
お金を払っていなくてもホームへ入れます
「じゃあタダで乗れるじゃん!」
と思っているアナタ!
そうなんです!乗れちゃうんです!
ホームに上がるとこんな機械が必ずあります
これが券売機です。さらに買った切符は横にある打刻機で時刻を打刻しなければいけません
そして切符の種類ですが
かなりの種類があって
グループチケットや子どもチケット、一日乗車券などなど…
初めて来た観光客には分かりにくく、実に観光客泣かせのシステムなのです
さらに観光客泣かせかつ私がカルチャーショックを感じた瞬間が
抜き打ちのチケット検査があること
先ほど「タダで乗れるじゃん!」とありましたがチケットを買わなかった場合、車内で私服警官による抜き打ちのチェックがあるんです!
チケットを持っていなかった場合40€の罰金が課せられます。さらにチケットを持っていても時刻を打刻していない、チケットの種類を買い間違えたなどの場合も罰金です
私はベルリンに来た当初、チケットは持っていたのですが、どれを買えばいいのか分からず、適当に買ったのが運悪く『子どもチケット』だったんですね笑
さらに運悪く抜き打ち検査が始まり、言い訳も虚しくしっかりと罰金を取られました…
もう一つ『ゾーンによる値段算出』ですが
これがベルリン市内の交通網です
簡単に言えばABCのゾーンがあって、目的地がどのゾーンに属しているかで値段が違うのです
例えば同じAゾーンの駅で1駅隣の駅と10駅くらい離れた駅が同じ値段なんです
遠くへ行く時は得した気分ですが、近くだとなんだか損した気分になります
ただしゾーン制かつどの交通機関でもチケットは共通なので、同じゾーンであれば90分以内なら乗り換え自由という良い意味でのカルチャーショックもありました
信号がせわしない
これ!!
もうほんとにね!
ただ単純に信号の変わるスピードが尋常じゃなく早い!
日本の大通りの信号機だとだいたい30秒から1分前後だと思います
こちらベルリンの大通りの信号機は
『10秒』
いやこれホントなんです
しかも10秒なんて良いほうです
私が体験した中で1番鬼畜だと思うのは
ハッケシャーマルクトという駅前の
『3秒』
です
たいして大きな通りではありませんが
青になった瞬間に渡りだして渡ってる途中に赤に変わります
「えっ!?間違えて赤なのに渡っちゃった??」
という錯覚に陥ります
でも安心してください
信号機が恐ろしく早く変わるだけですから
可愛らしいベルリンの信号機『アンペルマン』もせわしなく赤に青にと変わります
はじめまして!な野菜が多い
ベルリンのスーパーに行くと日本では売っていないような野菜が多く陳列しています
しかしそのどれもが美味しくなさそうで手を出しにくいのです
これ知ってます?
私はこっちに来て初めて見ました
『コールラビ』
という大根に似た味の野菜です
続いてコレ
見るからに美味しくなさそうなんですけど実は
『セロリの根っこ』
なんです
この根っこ上によく知っているあのセロリが生えてます。これドイツ人大好きみたいで、よく煮物とかに使っています。味はセロリだけど食感は大根のような感じ
最後にコレ
白アスパラです
日本にもありますが、ドイツでは旬の5月になるとみんなこぞってこの白アスパラを食べるんです!
ちなみにドイツ語で『シュパーゲル』です
5月はどのレストランも店先の看板を見るとシュパーゲルの文字が書いてあります
しかもこれが野菜のクセに恐ろしく高いんです。肉より高かったりします
日本の松茸みたいな意味合いがあるのかもしれませんね
公衆トイレが少ないかつ有料
ヨーロッパに来たことのある人ならおそらく実感した人が多いのではないでしょうか
私もトイレに関して先日記事を書いたので詳細はこちらで
自転車の交通ルールが厳しい
ドイツは日本以上に自転車がよく使われている国で、街中を歩いているとビュンビュン自転車を飛ばしている人をたくさん見かけます
自転車の交通量が多い分、設備やルールもかなりしっかりしていて
こんな自転車専用レーンは必ずあります
さらに電車やバスにも乗れちゃうんです
この専用レーンというのが車道にある場合と歩道に色付けされてある場合があります
気をつけなければいけないのが歩道に専用レーンがあるところで、観光客はこの専用レーンに気づかずに歩道と思い歩いてしまうことが多いのです
私も来た当初はよく歩いていました
すると後ろから大きな声で怒鳴られるのです
「死にてぇのか!!」
とね
たぶん言ってないですけど
もはやトラック運転手の形相で怒鳴ってきます
ルールが厳しいのかドイツ人はキッチリとこの交通ルールを守っています。左折するときはしっかり二段階ですし、左手を広げて「まがりますよ」の合図
何だか感心してしまいます
日本にも自転車のルールはありますがキッチリ守っている人はあまり見かけたことがないので、しっかりと実践しているドイツ人ってやっぱりドイツ人だなぁと
いかがでしょうか?
以上が私がベルリンで感じた『カルチャーショック』です
最初はこういった習慣に慣れるのは大変ですが、いざ慣れてしまうと
「あ〜これがあってこそドイツだよなぁ」
と何だか愛着さえ生まれてきます
カルチャーショックを乗り越えることが異文化体験の最大の魅力だと思うのでどんなこともポジティブに捉えたいですね!