ドイツ旅行記*ダッハウで学ぶドイツの負の歴史*
ドイツに来る前から興味があった「強制収容所」
へ行ってきました
駅からは「KZ Gedenkstätte」という行き先のバスに乗ります
もの凄い雪でした。バス停からは10分で収容所の入り口へ着きます
有名な標語ですね
「Arbeit macht Frei」
「労働は自由を与える」「働けば自由になれる」
といった意味でしょうか
今となってこの言葉を見ると鳥肌がたつような気味の悪さがあります
館内は資料館になっていて当時の世相を皮肉ったポスターや生々しい写真などが多数展示されています
「Unsere letzte Hoffnung: HITLER」
「私たちの最後の希望は…ヒトラー」
というポスター
痩せこけた人たちと希望という言葉、そしてその対象がヒトラーだということ
かなり印象的なポスターでした
当時のトイレらしい
仕切りもない簡素なものプライバシーなんて当然のごとくありません
収容者たちのベッド
実際にこの部屋に来てみると隙間風が凄く、寒すぎてとてもじゃないけど住める場所ではないことはわかります
外に出てみると人をかたどったオブジェ。そして下には収容所として稼働していた西暦
今はもう建物もほとんど残っていませんが、この並木道は当時の収容者が植えたものだそうです。美しい並木道です。何とも言えない気持ちになります
日本にはこういった負の遺産はあるのだろうか?
当時の市民がどう考えていたのか、現実はどうだったのか学ぶ必要はあると思う
こういった歴史問題は日本の場合非常に敏感な話題かもしれない。様々な人がいて様々な思いがあるのが当然だが、一個人として私は日本人としてもっと当時の日本人が戦争に対して、政府に対して抱いていた思いを知りたいなとここダッハウを訪れて感じた
アクセス
S2 Dachau駅下車
駅前のバス停から726番のバスでKZ-Gedenkstätteで下車すぐ